建築物には、大きく二つのエリアが存在する。一つは内部であり一つは外部である。そして人々は、内から外へ、外から内へと従来する。しかし、内部でも外部でもない空間が存在するのではないか。日本の建築には、緑空間があった。高層建物における内部でも外部でもない、中間領域の創造。CTTA目黒ペアシティは、それをパーゴラによって実現した。行動する人間の視界からできるだけ不自然さを採り除いたこの設計は、土、石、水、火、光といった自然界をふんだんに採り入れたことと同様にこの作品のテーマによるものである。"建築物が人間にどこまで優しくなれるか”。CITTA目黒ペアシティの創造は、その解答であった。 |
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